私の就職遍歴 3 バイクショップ勤務

2023年3月19日

その場のノリでガソリンスタンドの店員を経て、その後外構工事の御手子となり、会社が倒産。すぐに求人広告で見つけた就職先は地元のバイクショップの店員の募集だった。すぐさま連絡して面接の日程を決めすぐに就職が決まった。こちらも外構工事の会社と同じ個人経営のお店でしたがかなり有名店でした。因みに私が高校生のころ、当時「走り屋」というのが全盛期でして、私も走り屋でした。(自称ですが、、、)市でもレースを主催するほど人気でした。サーキットも全国的にかなりあったと思います。私たちはサーキットで走るお金もないので山道やカーブの多い道を見つけては「攻め」てました。車の運転手の方からしたらいい迷惑ですよね。ほんと当時は走り屋、多かった気がします。現代はほとんど見かけませんがね。それくらい私はバイクの運転が好きでしたので、好きなことが仕事にできると思いとても喜んだ気がします。

仕事には朝8時くらいに出社、店内の掃除をしつつ、中古車や新車を店先に並べ、お客様を待つスタイル。購入していただいたお客様から車検の依頼や、修理の依頼、それ以外の方の同様な依頼もどんどん引き受けてました。自転車の販売や修理も行っていましたのでこの職場では一番仕事内容が充実していたと感じています。正直すべてをこなすという意味ではかなりの知識や技術が必要になる仕事でした。少々脱線しましたが話を戻します。修理はその場で何とかなるものは店内で待っててもらい、すぐに修理する。その場で修理できないと思ったらすぐに台車の手配やお客さまの家族に連絡を取ってもらい迎えに来てもらうなど結構判断が責められることが多かったです。店舗にも修理車両を置くスペースもあるのでできたらその場で修理し、乗って帰ってもらうのがベストです。またまた脱線しましたがこのように一日一日を過ごしていきました。修理工場兼新車販売店ということもあって朝は早く、夜は遅くまでやってました。休みは定休日の水曜日だけでした。他にも一日だけお休みが取れるだけであってお盆、年末年始は良くて4日連休くらいでした。水曜日の定休日は「水」という漢字が含まれるということだけで水曜日がお休みだったみたいです。(油と水は混ざらないから何とかで)        

修理以外にも新車の販売がありましたので営業のできない私はただただお客様について回るだけで「またがっていいですか?」とかの対応や傷をつけられない様に目を配っていました。販売に関してはできる人に任せてました。

修理に入る前には必ず見積りをしてました。それは修理をしてから金額はこれですと提示してもその時の持ち合わせが無かったり、そもそもお金があまり持っていない方だったり、(結構クレジットの審査が通らない方が多かった気がします。)があるので必ず見積りをしてから修理に取り掛かりました。これはその場でできる修理に対しても同じでした。ですからその場の判断が非常に重要となってくるのです。今ではほとんど予約、預かりで行っていると思います。そうすることで予定が組めたりお客様をうまくコントロールできるので店としてはその方がありがたいのではないでしょうか? 

車検場にも行ってました。車検が切れてない場合は乗車して行きましたが車検が切れてしまっている場合は車に乗せて車検場に持ち込んでいました。大型バイクでもホンダのゴールドウイングは車に乗せることが難しい&倒してしまったら大変なことになってしまうのでこの車両の場合は乗車専門で車検を受けていました。250CC以下であれば車検は必要ないので12か月点検を欠かさず受けるようにしましょう。車検場では名義変更、新車登録、ナンバー返還、ナンバー取得、車検検査などいろいろなことができます。出張の銀行窓口まであるので車検時に必要な税金の納税もできますので委任状などがあればほとんどのことができると思います。詳しくは地方自治体の車検場にご連絡してみてください。

当時入社したての頃は「走り屋」だったということもあり、結構知ったかぶっていて、修理の仕方もわからないのにそのまま納車して怒られた経験が多々ありました。修理工場に勤務していて修理を手掛けた車両に事故が一つもなかったことが一番よかったことですね!やはり事故を起こされると修理した部分が悪かったのかなとか心配になってしまうのでメンタルが弱い方は特に向いてないかもしれません。

また常連のお客様と月に一回日帰りツーリングに行ったりしてました。年に一回は社員旅行も含めたお客様との一泊二日のツーリングに行ってましたね。日帰りツーリングは峠道が好きでしたので箱根の方や魚介のおいしい静岡方面によく行ってました。このようにお客様と出かけることによってお客様との距離がとても近くなった気がします。お客様との忘年会などもありました。お客様もお酒をあまり飲む方がいなかったので楽しかったです。私は当時はあまりお酒が飲めませんでしたので、、、、

私はこの会社に約6年お世話になりました。いろいろなことを経験させていただいたと思います。のちの仕事に役立つ咄嗟の判断力や社交性、コミュニケーション能力、いろいろな工具の使い方、バイクなどの車両なので機械的なことや電気的なことまで幅広く知識を得ることができました。自転車の修理についても簡単そうなものでも実は奥が深かったりとほんと勉強になったと感じます。結局はこの会社とはあまりいい感じの退社ではないので退職してから一度もお伺いしたことはありません。ちなみに退職前に求人広告で会社を探し退職時には次の就職先も決まっていた状態で退職させていただいたので私としては運がよかったと思います。次はどこに行くのかな?

ご愛読ありがとうございました。