TEKTRO製 ブレーキレバー内ピストンOリング交換作業 取り外し編 それはレバーの握りしろがおかしい事から気になった
おかしいな~から始まった、、
最近なんだかブレーキの利きが悪いわけではないんだけど、なんかおかしいと思い確認した所、、、、
フロントブレーキに比べリヤブレーキの方が握り切ってしまっている。考えられることは、、、
ブレーキホース内にエアー(空気)が何らかの原因で入ってしまった。
もしくはリアキャリパー(ディスクプレートを挟み込んである奴)の破損
あとはブレーキマスターシリンダー(ブレーキレバーの所の奴)の破損
が考えられる。とりあえず一番確認しやすいブレーキレバーの所を確認してみると、、、、
なんと原因を発見!!
レバーの根元からオイルが滲みでている。明らかにレバー内のオイル漏れが原因と分かった。
では早速取り外しにかかります。
取り外し開始
まずはブレーキホースを取り外していきます。まず最初にブレーキレバー本体を作業しやすい位置に移動、固定させます。(下側に六角レンチで回せるネジがありますのでそれを緩めて位置の変更です。)
ホースの所のカバーを取り外すと8ミリで回せるナットが出てきますのでこちらを緩めます。
ホースを取り外すとこんな感じになります。今回はレバー本体の方の作業なのでホースはこのままにしておきますが、このままだとごみやチリがホース内に入るとも限らないので先の方にごみなどが入らない様に処理をしておきます。
よく家庭にあるサランラップ、クレラップ、などのラップでごみやチリなどが入らない様に防いでおきます。
ビニールテープなんかでも良いでしょうがはがす時にテープのノリが残ってしまい面倒なのでラップにしました。
私の自転車にはバーエンドが入っておりまして、一番右のシルバーの部品がバーエンドになります。ちなみにバイク用の家にあった物を流用させていただいています。
ブレーキレバー本体しか使わないのでとりあえずグリップとバーエンドは元のハンドルに装着しておきます。
なくさないことも無いと思うのでこうしておくのが良いとかなと思っています。ビニール袋に入れて自転車に付けて置くのも良い方法ですね。
ブレーキレバー部分 分解
では分解していきます。オイルがまだ内部に残っているので作業するときは下に汚れてもいいものを敷いて行います。
ねじ山はすべて先が星の形をしているねじ山です。トルクスネジと言います。1967年にアメリカで開発されたねじ頭の規格で、6つの角が出た星型をしているのが特徴です。プラスやマイナスねじよりもカムアウト現象(ドライバーの刃先がねじの頭から外れてしまう現象)が起こりにくく、ねじ山を壊してほしくないような所によく使われている傾向があると私は感じます。普通の六角レンチでは外すことが出来ないのでまずは工具があることが前提となります。
カバー類のねじを取り外すとこのようになっています。①プラスチック製のカバー②ゴム製のカバー
この2つが付いています。
レバーは下の方から六角レンチで押し込んでいけばピンが取れる仕様となっていました。初めはどうやって外すのかなと考えていましたがたまたま細い六角レンチが入ったので押し込んでみたら上からピンが抜けてきたのでこの方法で取り外しました。いろいろ回す必要がないのでねじ山を破損することはありません。
レバーを取り外すとこのようになっています。真ん中にある円柱の小さな部品があります。小さいのでなくさない様にします。ブレーキによってはこの部品が付いていないこともあるので取り外すときはよく確認してください。
真ん中にあるゴムのついている部品がピストンになります。ゴムがヘタって来るとオイル漏れの原因となるので今回はこのゴムを交換します。
ゴムを交換するので取り外します。ピストンは再利用しますので洗浄剤できれいにしておきます。
清掃開始
次は本体の方の清掃です。かなり汚いです。すべてきれいにしていきます。
洗浄剤で清掃後です。前の写真と比べるとかなりきれいになっています。光が差し込んでいるのも良くわかります。結局穴という穴は貫通していないとまずいのですべて貫通させておきます。下記に詳しく投稿しておきます
見比べられるようにしました。明らかに違いが分かると思います。
すべての清掃が終了したら一つにまとめて保管しておきます。ゴムの部品を探して取り付けるまで時間がかかるかもしれないのでごみやほこりがかからない様にしておきます。
では、ゴム製品の測定に入ります。寸法を測ってそれに合いそうなOリングを探します。
丸いOリングはいろいろなところで売っているので何とかなりそうですね。
問題はこちらのゴム製品です。ただついているだけではなく、弁みたいなひらひらが付いているOリングになっています。こちらを探すのはかなりかかりそうな予感がします、、、、
とりあえず私の持っている知識や情報で何とか出来るようにしていきます。
最後に
投稿を見ていただける分には構いませんがある程度の知識があり、作業を進めてみたいと思う方がいましたら、完全に自己責任の上で作業を行ってください。工具なども特殊なものを使ったりいたしますので工具が揃っていない場合も作業を行わない方が良いでしょう。ただこんな方法もあるという認識の上で見ていただけると非常にありがたいです。
本日もご愛読ありがとうございました。
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