田宮製 RAYBRIG NSX 2000年仕様 ラジコンカー 修理 その8 改良後のフロントサスペンションの取付部分の修正作業
今回は
フロントサスペンションの留めネジ部分の修正を行います。
この状態だとサスペンションを止めているプラスティック製の部分の劣化が激しくなると思うのでネジを交換します。
いいネジがないかいろいろ探してみました。
いろいろ探した結果、ありました。モノタロウさんから出ているこちらの特殊ネジです。ちょうどサスペンションのプラスティック製の部分がネジ山が無い状態のネジなので駆動するときに劣化は少ないと思います。
一旦取り付けてみました。ネジとサスペンションの部分のクリアランス(すき間)があるのであるものですき間(クリアランス)を解消しようと思います。
プラスティック製のストローとカットしてクリアランスを解消します。
現在ネジが限界まで入っていることを確認して入りきらないネジの部分に合わせてストローをカットします。
両方ともカットします。長さは違いますがそのものに合わせてあるので問題はないです。
それと前々から気になっていたことも同時に進行していきます。
もともとギヤボックスの部分はあまり強い部分ではないのかなと感じていたのでその部分に補強をしようかなと思っていました。下記の写真の部分にプレートを入れ頑丈にします。車でいうところのタワーバーみたいなものですかね?
ノギスで測定してみると2㎜の厚みがあります。これくらいならプレートとワッシャーで対応できるすき間(クリアランス)ですね。
ビバホームで以前購入して置いたプレートを使用します。
このままだと使用することが出来ないので穴のサイズを大きくして、後は適度な長さにカットする必要がありますね。
加工開始
今回使用するドリルの刃です。一旦3.5のサイズで穴を広げ、4.0で仕上げていきます。
一家に一台はある?バイスプライヤー登場です。彼はかなり優れものですね。ネジ山をナメテしまったものを挟んで外したり、このように対象物を挟み込んで固定して動かない様にしたりなかなか用途はあります。価格もそんなに高価な物ではないのでとても重宝いたします。
では穴を広げていきます。
まずは3.5㎜で広げていきます。その後4.0㎜に刃を付け替え仕上げをしていきます。
穴を広げた後はネジが入るか確認します。
きちんと穴は広がったみたいです。スムーズに通ります。
年始にホームセンターで販売されていた電動インパクトドライバー!!もう3~4年前になりますが、とても良い買い物をしました。
続いて電動グラインダーでカットします。
マジックで印をしたところをカットします。ずれない様にしないと穴の所をカットしてしまう場合があるので注意が必要です。
グラインダーは両手で持って作業しないとカットしている対象物の形状などで一瞬暴れる可能性もあり大けがをする場合があるので注意は必要です。
万力なんかがあればかなり安定した作業が出来ますが、今回はバイスプライヤーなので足で踏みつけて安定させてグラインダーは両手で持って作業を行います。
無事にカットすることが出来ました。このままだと不格好なので形を整えます。
グラインダーを使いカットした部分をまーるく仕上げていきます。
なかなかいい感じに仕上がりました。
鉄鋼ヤスリを使い、最終仕上げを行います。穴のバリ、カットした所のバリなどをヤスリで取り除いていきます。
仕上げにかかります
部品はそろいました。手間がかかりましたが良い仕上がりになりそうな感じがあります。
このように組み上げていき、カットしたストローの方向を間違えない様にサスペンション取り付けていきます。プレートとワッシャーもネジに入れます。
補強+サスペンションの劣化予防対策完了です。ストローはいつでも交換できるのでこの世にストローがなくならない限り問題ないと思います。補強も入れたことにより横の剛性はばっちりかな?根元から折れにくいイメージが出来ました。後は実際に走行させてみてですね。
前方側から確認。しっかりと取り付いています。ネジ穴のピッチ(穴と穴の寸法)ももともとの穴位置でばっちりだったので作業は楽な方でしたね。新たに穴をあけるとなると電動ボール盤なんかも必要になってくるので大変な作業となります。出来るだけ今ある工具で何とかしようと考えています。
本日もご愛読ありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません